プロジェクト:Manifest


マニフェステーション

ビジュアライゼーションやアファメーションを用いて望むことが実現した姿を思い描き、その実現可能性を高めるという考え方です。

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コンセプト

本プロジェクトでは、伝統的な招き猫を抽象的な形へ変容させ、迷信、文化的象徴、心理的な安心感が交わる領域を探ります。招き猫への個人的な思いと、それが心の支えとなる役割に着想を得て、馴染みある象徴を抽象化しても、信じる心を呼び起こし不安を和らげる力が残るのかを検証します。  

はじめに

中国文化では、術数、中国の形而上学、占いや運勢判断に根ざす伝統が大切にされ、現代でも広く親しまれています。旧暦で縁起の良い日を選ぶといった習慣は、今も意思決定の一部であり、迷信が日常生活に溶け込んでいることを示します。こうした行為が良い結果を保証すると信じることで心理的な依存が生まれ、それがないとストレスや不安が高まることもあります。
私は中国の若者として、こうした慣習とともに育ちました。科学的な根拠がないことを理解しながらも、多くの同世代と同じように、先の見えない生活の中で心の安らぎを求めて頼ることがあります。現代生活は不安を増幅し、とりわけ若い世代にとって、ストレスから立ち直ることは難しくなっています。
テクノロジーが進歩しても、人は感情的な苦しみに対処するため、儀式や象徴的な物に頼ることがあります。大切な出来事の前に儀式を行うような行為は、心理的な安心感と心構えをもたらします。

目的

3D スキャン、デジタル加工、素材実験を組み合わせ、招き猫の形を変えることで、その伝統的な姿を抽象化・現代化します。物はエージェンシーを通じて象徴的な力を獲得し、文化や人の心理に働きかける主体として捉えられます。意図的に変形されても、抽象化された招き猫のような縁起物は本来の象徴作用を保ち、具象の姿と同等の心理的影響をもたらし得ます。
物の象徴的価値は、具体的な物理形態そのものよりも、文化の中で持つエージェンシーとしての意味に宿ります。


プロセス

自宅の招き猫を 3D スキャンするところから始めました。この特別な招き猫を選ぶことで、文化的にも感情的にも意味のある物を探求の土台とし、個人的なつながりをプロジェクトに取り入れています。リバース・エクスパンデッド・フォームの 3D モデリング技法で具象から抽象へと変換し、こうした物が日常に儀式性をもたらし、使う人の心を支える方法を探ります。 

スケッチ/3D デザイン展開