3D スキャン、デジタル加工、素材実験を組み合わせ、招き猫の形を変えることで、その伝統的な姿を抽象化・現代化します。物はエージェンシーを通じて象徴的な力を獲得し、文化や人の心理に働きかける主体として捉えられます。意図的に変形されても、抽象化された招き猫のような縁起物は本来の象徴作用を保ち、具象の姿と同等の心理的影響をもたらし得ます。 物の象徴的価値は、具体的な物理形態そのものよりも、文化の中で持つエージェンシーとしての意味に宿ります。
プロセス
自宅の招き猫を 3D スキャンするところから始めました。この特別な招き猫を選ぶことで、文化的にも感情的にも意味のある物を探求の土台とし、個人的なつながりをプロジェクトに取り入れています。リバース・エクスパンデッド・フォームの 3D モデリング技法で具象から抽象へと変換し、こうした物が日常に儀式性をもたらし、使う人の心を支える方法を探ります。